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セラミド保湿は肌を甘やかすことにならない?

セラミドが肌を甘やかすことになる?

『セラミドなどもともと肌にある成分を化粧品から補うようなことをしてしまうと肌が甘えてしまって、肌みずからがセラミドを作り出す力を弱めてしまうのではないか?』


こうした質問はよくありますよね。


セラミドを補うということだけに限らず、例えば若いうちから高級化粧品を使うなど肌を甘やかすとよくないとか、保湿しすぎると肌本来の働きが失われてしまうという話はよく耳にします。


これって肌を甘やかしてる?【噂】

要チェック 保湿しすぎると肌が保湿依存に陥いる。
要チェック あまりたくさんのスキンケアアイテムを使わないほうがいい。
要チェック 若いうちから贅沢な成分の基礎化粧品は使わないほうがいい。
要チェック シートマスクやパックなどのスペシャルケアを毎日行うのはダメ。
要チェック オイルや油分の多いクリームを使うと、皮脂腺が鍛えられずに弱くなる。


要するに「過保護なスキンケアは逆に肌をダメにしてしまうのでは?」ということです。


リッチな基礎化粧品による肌の甘やかしについては賛否両論ありますが、臨床レベルの話であれば、肌の洗いすぎや触りすぎ、擦りすぎによる摩擦が原因で肌トラブルになっていると感じている皮膚科の先生は多いようなんですね。


つまり、肌を甘やかすということが、たくさんのアイテムを使った肌を触る回数が多くなるスキンケアを指すのであれば、それが肌トラブルを引き起こす原因になっている可能性があるというのは確かなようです。

必要なモノを補うことと、必要ないモノを補うことは違う

リッチな成分を使って若いうちからスキンケアすることで肌が甘えるようになるとか、皮脂やその他のうるおい成分の分泌が弱くなるといった科学的な根拠やデータはありません。


しかし、肌を触りすぎるスキンケアの弊害については面白いデータがあります。


ロレアル傘下の敏感肌ブランド「ラ ロッシュ ポゼ 」の研究チームによると、日本人女性が普段行っているスキンケア(クレンジング、洗顔、化粧水、美容液、乳液、クリーム)を1ヶ月間、フランス人女性に試してもらったところ、敏感肌になってしまったんだとか。


※参照:日本式お手入れは「敏感肌」のもと


逆に日本人女性にはヨーロッパ式のクレンジングと保湿だけといったシンプルケアを1か月続けてもらったところ、敏感肌が改善したという実験結果になったそうです。


いかに日本の化粧品メーカー主導のスキンケアの方法が日本人女性の肌を弱らせて乾燥肌・敏感肌を作り上げているかよくわかる実験だと思うんですが、美容部員や美容ライターさんを含めてメーカー側の人達は決して認めないでしょう。


ただ、こうした日本式のスキンケアの手順が多い重ね塗りをする足し算スキンケアが敏感肌の原因になっていることと、敏感肌(あるいは乾燥肌)にセラミドを補給することを混同させてはいけません。


そもそもスキンケアというのは足りないものを補ったり、弱ったものを支えたり、サポートをするものです。パーフェクトな肌で肌トラブルがひとつもないということであれば、はっきりいってスキンケアというのは洗顔と日焼け止めで充分だと思います。


それ以上のスキンケアは過保護、というより意味がありません。だって補うものも必要なものもないからです。ベストな肌状態をあえていじる必要はないですよね?


しかし、敏感肌というのは明らかに健康な肌とはいえない肌状態です。乾燥するし、刺激にも弱い。健康な肌と比べてダメージを受けやすく炎症しやすいので肌老化のスピードも早いという三重苦を抱えています。


そんな不健康な敏感肌は、美しく潤う肌(+プラス)まではいかなくても、せめて「赤み」「乾燥」「ヒリヒリ」といったトラブルのない肌(±ゼロ)に戻さないといけません。


そのためには、とりあえず肌を保護するためにワセリンを塗って人工皮膜をつくって肌を外的刺激から保護してあげたり、肌のバリア機能を回復させる必要があり、最も有効な手段がセラミドを補うことなわけですから、これはもう積極的にどんどんセラミドを補うべきなんですね。


必要以上のものを肌に与えるのは肌を甘やかすことにつながるかもしれませんが、敏感肌は明らかに肌体力が低下している状態です。こうした肌状態のときに何もしないのは肌を外部刺激に無防備にさらして、ダメージや肌老化を促進させてしまうことになります。


ですから、外部刺激から肌を保護しつつ、角層のすみずみまで不足しているセラミドをチャージしてバリア機能を立て直すお手伝いをしてあげたほうが肌のためになることではないでしょうか?

敏感肌にセラミドを補ってもそれは「甘やかし」にはならない

肌には自ら美しく健康になろうとする力「お肌の恒常性維持機能(スキン・ホメオスタシス)」があるのでその力に委ねれば肌は自然ときれいになるという話はなるほど最もだと思います。


しかし、その力が弱っていることが現代人の場合はよくあるわけですよね。


その原因の1つが過剰なスキンケアなわけですが、洗いすぎ・落しすぎ、化粧水重視の保湿など間違ったスキンケア、乱れた生活習慣やストレスといった影響を受けてしまうのは間違いないはずです。


肌本来の力が発揮できないときは少し手助けてしてあげたほうが回復が早くなるのは、薬なんかがいい例ですよね。健康な身体に薬は必要ありませんが、病気の身体には薬を利用することで回復が早くなります。


同じようにスキンケアも健康な肌に「甘やかし」になることが敏感肌には必要な場合があります。それゆえ、敏感肌にセラミドを補ってもそれは「甘やかし」にはならないというのが当サイトの意見です。


それでも、もしセラミドを直接補給するタイプの保湿ケアが不安なようであれば、セラミドを作り出す作用を促進して肌みずからが潤う力をサポートしてくれるという有効成分もあるので、そうした成分を使ったケアを検討してみるといいと思います。


セラミドを直接補給するよりも即効性は劣りますが、肌の水分保持力が高めるという効果は同じなので、バリア機能が強化されますし、潤いも実感できるようになるはずです。


セラミドを作る力を強化する代表的な成分

● ライスパワーエキスNO.11
● ハトムギ種子エキス
● ユーカリエキス
● ストラクチュリン
● ウルソル酸


セラミドを作り出す作用を強化してくれる保湿成分には以上のようなものがあります。それぞれの成分を配合した敏感肌用の基礎化粧品は以下のものがあるのでチェックしてみてください。


米肌~MAIHADA~ (ライスパワーエキスNO.11)
ライスフォース (ライスパワーエキスNO.11)
ディセンシア サエル (ハトムギ種子エキス)
オルビス エクセレントエンリッチ (ストラクチュリン)

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