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敏感肌でヒリヒリ、チクチクする原因と対策

敏感肌のヒリヒリの原因

アルコール、香料、色素、パラペン、鉱物油等が無添加の肌に優しい化粧品を選んで使っているのに肌がヒリヒリしたり、チクチクして痛くなったりすることがあります。


しばらくすればこうしたヒリヒリ感はおさまりますが、「刺激になるような成分が配合されてないのになんで?」と不思議に思った経験がある人は多いのではないでしょうか?


これ対する答えとしては、「「無添加」「植物由来成分」「ノンケミカル」は安心できない!」で詳しくお話していますが、無添加といっても添加しなかった成分の代替として使用している成分が肌の刺激になっている可能性があるということです。


ようするに一般的に肌にとって刺激になるとされる成分は「無添加」であってもあなたの肌にとって刺激になる成分は無添加ではなかったということです。これが低刺激なはずの化粧品でもヒリヒリ、チクチクしてしまう理由の1つ目。


このケースは敏感肌のなかでもアレルギー性敏感肌の人に多い気がします。自分の肌が化粧品のどの配合成分に反応してしまっているか突き止めないと、この問題はずっと付きまとうことになります。

バリア機能が低下してかゆみや痛みに対する閾値が下がっている!

敏感肌のかゆみの構造

※画像:肌トラブルとスキンケア|持田ヘルスケア


それからもう1つ考えられる理由には、肌のバリア機能が低下している影響です。おそらくほとんどの場合、化粧水を使って肌がヒリヒリ、チクチクして痛いのはこちらのほうが原因。


肌のバリア機能を低下すると角質層の水分を保持する力が低下してしまい、肌にうるおいを保つことができなくなるうえ、外部からの異物や刺激の侵入を防げなくなるので炎症(ヒリヒリ)が起こりやすくなってしまうというのは当サイトでも再三お伝えしていることです。


こうした角質層が乱れて肌バリア機能が低下した肌では、かゆみや痛みを伝達する知覚神経線維(求心性C線維)の末端が真皮から表皮にまで伸びてきてしまっていることが多く、そのためかゆみや痛みに対する閾値(※)が低下していて、ちょっとした刺激にも敏感に反応して接触性皮膚炎が起こしてしまうようになります。


※ある反応を起こさせる最低の刺激量のこと。


刺激を肌内部に侵入させてしまうだけでなく、知覚神経が過敏になってしまっているので、極度の乾燥肌、そしてさらに肌のバリア機能が低下した敏感肌は、化粧水程度の弱い刺激であってもヒリヒリ、チクチクと痛みを感じてしまうわけなんですね。


化粧品の成分に問題があるとか、肌との相性が悪いというよりも、肌に問題があるので、この場合、何を使っても塗っても肌がヒリヒリ・チクチクしてしまうと思います。

敏感肌なら避けたい!肌に刺激になりやすい成分とは?

ここでは、肌にとっては刺激になってしまうことが多く、敏感肌ともなると余計に過敏に反応してしまう化粧品の成分やスキンケアアイテムについて紹介しておきます。


1、硝酸系洗浄成分

洗浄を目的とした陰イオン界面活性剤のなかでもラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naなど「硫酸系洗浄成分」といわれるものは、刺激や脱脂力が強いため特に敏感肌には負担がかかってしまいます。


2、石けん

敏感肌の場合、皮膚常在菌バランスが乱れている可能性もあり、肌を弱酸性に保つアルカリ中和能が弱くなっている可能性があります。そのため石けん特有のアルカリ性という性質が肌に刺激になりやすく、余計な負担をかけることになることがあります。


3、ピーリング剤

AHA(乳酸、グリコール酸)、BHA(サリチル酸)、タンパク質分解酵素(プロテアーゼ、パパイン)といったピーリング剤は、皮膚の角質を溶解し、剥離する作用があるため、使いすぎると健康な肌も分解されて削れてしまうため、肌が弱ってしまいます。


4、PG、DPG

「PG」は「プロピレングリコール」や「1,2-プロパンジオール」、「DPG」は「ジプロピレングリコール」で、分子構造的にはPGを2つくっつけたもの。いずれも多価アルコールの一種で、抗菌作用や収れん効果がある水溶性保湿剤ですが、目や肌への刺激を感じることもあり、敏感肌には注意が必要な成分です。


5、エタノール

制菌作用や収れん作用、清涼感を得られる効果があることから化粧水に多く配合されています。1%以下の濃度であれば影響はありませんが、皮膚への刺激性や感作性をはじめ、高い摘発性があることから肌を乾燥させるデメリットもあり、敏感肌は避けたほうがいいです。


6、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル

SPFが高い日焼け止めに多く配合されている紫外線吸収剤の1つで、主にUVBを吸収します。UVBを吸収した際に熱エネルギーを放出するため、その際に乾燥や刺激の原因になります。


7、尿素

ゴワついて硬くなった皮膚を柔らかくする作用があるため、乾燥肌の保湿クリームなどに配合されています。ただし、保湿成分ではなく、タンパク質の変性作用で皮膚表面を溶かすというものなので、その性質上、肌に刺激になることがあります。


敏感肌の人は普段から上に挙げた成分やアイテムを避けるようにしてください。

保湿クリームを活用して「保護×保湿」のWアプローチ!

化粧水程度のちょっとした刺激にもヒリヒリ、チクチクを感じてしまう肌は、炎症が絶えず起きていて、肌老化や肌トラブルが促進されてやすい肌状態です。


そのため、できるだけ早急に角質層を立て直して、肌のバリア機能を回復させる必要があります。


まずは極端に乾燥したり、敏感になった肌は、保湿より先に外的刺激をシャットアウトして肌を守り炎症を鎮める必要があるので、肌にしみるもの・刺激になるものを使うのをやめて、ワセリンで皮膜をつくったり疑似角層を作る保湿クリームなどで肌を保護することを最優先させましょう。


そのうえで、肌を保護しつつセラミドを補う保湿をすると、肌のバリア機能の回復をサポートできますから、敏感肌が原因のヒリヒリ、チクチクも次第に解消できるはずです。


ヒリヒリ、チクチクする敏感肌のケアのやり方

(1) まずは肌を保護して炎症を食い止める

(2) セラミド保湿で肌のバリア機能を強化する


→肌触りが柔らかく刺激も少ないクリームが活躍してくれます。


2週間もすれば、ターンオーバーによる角質細胞の新陳代謝も手伝って、キメが整ってなめらかになりだします。キメが整うということは、ターンオーバーが順調であり、正常なバリア機能が形成されだした合図でもあります。


赤みや強い乾燥感、ヒリヒリがなくなるまでバリア機能の強化に努めましょう。


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